シベリア向け飛び立つ マガン1万羽 大沼の牧草地から

 渡り鳥の中継地となっている大沼で、北帰行途中に飛来しているマガンの群れが、牧草地からシベリアに向け飛び立っている。
 本州で越冬したマガンは繁殖地のシベリアに戻るため美唄市の宮島沼などを経て、道内最後の休憩地となる大沼に集結する。今月中旬から飛来数が増え、先週末には牧草地を埋め尽くすような1万羽前後の群れが飛来し、早朝などに一斉に飛び立っている。
 野鳥の生態に詳しい人によると、マガンはキツネなどの天敵に襲われるリスクを減らすため群れとなる習性があり、群れが一つの生き物のように飛び立つ光景を見ていた市内の野鳥愛好者は「地響きのように羽音を響きかせて飛んで行く姿は迫力がありました」と話していた。
 今月15日は今季最多の5100羽まで増えた大沼のハクチョウは今700羽前後まで減っている。