時の話題 「長者の万灯さえも」
往時から見ると廃れたと言えど稚内市内の町内会活動は盛んだ。
北門神社例大祭やみなと南極まつり、敬老の日など全市的な行事だけでなく町内個々の夏祭りでは屋台も出て賑やかだ。
その町内会活動の資金となるのは住民から集める町内会費で町内会によって月額会費は若干違うが600円~800円といったところか。一戸建ての住民は会費を払っているがアパート住民の中には転勤族を主体に納めない人がおり活動するに当たっての足枷になっている。
会社などの会費は一般より高く小社がある南三町内会では年額2万円徴収している。何かと町内会に世話になることがあるので「致し方ない」を通り越した公的分担とは思っている。
〝陸の孤島〟とやゆされた稚内だが、この十数年、地方から進出する企業や飲食店が多くなり市民利用も多い筈だが、この進出店の中には町内会費を支払わぬ飲食店が少なくないことが過日の通夜振舞の席で町内会役員から聞いた。支払うよう要請しても馬の耳に念仏かのように一向に支払わないのだと言う。
10年以上前に某大手ホームセンターが稚内に出店した折、年末の赤い羽根運動への寄付のお願いに行ったところ「本社で寄付していますので」と体よく断られたという。全国展開する会社なので店舗ごとに寄付すると半端でない金額になるので判らないではないが、稚内で営業しているのだから寄付していいだろうと思いがあった筆者はその店舗には一銭足りとも儲けさせないとして会社の備品は一切買わない事にした。


