交通安全・金融防犯教室 信金で職員70人参加し

 稚内信金本店で12日交通安全と金融防犯教室が開かれ、職員が交通ルール遵守と特殊詐欺など犯罪の未然防止など誓った。
 交通安全、防犯意識高揚を目的に開かれている教室には、本店と市内4支店から職員70人が参加した。
 参加者を前に、横山稚内署長が講話したあと、塩谷生安課長が道内ではSNS型の投資詐欺、ロマンス詐欺被害が40〜60代と年齢に関係なく多発していることに触れ「多額の送金をする際におかしいと思ったらすぐに通報して欲しい。犯罪するための金に使われており、協力をお願いします」などと話していた。
 高木交通課長は稚内署管内で今年、シカとの衝突事故が、10月末で昨一年間の144件を上回る156件に達していること、小樽で飲酒運転による交通事故で死者が出たことに触れ「シカとの事故は7割が夜間に発生しており、スピードダウンなど心掛け、飲酒運転は絶対許されないものと肝に銘じて欲しい」と講話した。
 最後に職員を代表し本店営業部の遠藤海翔さん=写真=が「交通法規を遵守し、地域の金融機関として安心で明るい社会になるよう一層の金融防犯意識のもとに業務に当たることを誓います」などと宣言した。