エゾタンポポ生息調査 国立公園ボランティア シカ食害で減少 対策も講じる

 利尻礼文サロベツ国立公園パークボランティアが先週末、稚内で数が減少傾向にあるエゾタンポポのモニタリング調査を行った。
 今年9月に指定50周年を迎える利尻礼文サロベツ国立公園で貴重な植物などの保護活動を行っているパークボランティアは、自主事業として平成20年から日本海側のエゾタンポポが自生する草地で生育調査を続けており、今季の調査活動には稚内はじめ豊富、幌延から会員ら13人が参加した。
 自生する場所で過去に62株があったエゾタンポポは近年、周辺に生息するシカの食害に遭い令和2年は16株3年調査中止、4年2株昨年は19株と最近は20株を下回っていたが、今年は2時間の調査で24株を確認した。
 調査場所にはシカが通ったと見られる獣道も幾つか確認され、自生する株が食害被害に遭わないよう会員全員で漁網を使った保護ネットをエゾタンポポの回りに設置し「来年まで無事に残っていてほしい」などと作業していた。