週末雑感
相も変わらず気忙しい1週間だったが、東京の学生時代の知人からレブンウスユキソウが見頃になる6月に稚内を訪れたいとの連絡が入り、相手は「これまでの募る話でもしたいね」などと話すも、45年前の4年間だけの付き合いしかなく、今さら話すことなどないというのが筆者の偽らざる気持ちである。
と言っても東京以来直接会わずとも電話や年賀状で互いに音信を確かめ合っていたのには違いなく、稚内では学生時代を想い起こし語り合いたいとは思っている。
礼文に渡島しウスユキソウなど高山植物を見たいと言うのは奥さまの方で、筆者もだが無粋な知人に花を愛でる心持ちなど無いものと思われ(この40数年間で変わったかも知れぬが)酒を飲み交わし「若い時は良かったね」などと回顧主義に陥るつもりは当方微塵もない。知人にはちょっとした思いがあるからである。
40数年前の感情も今もって内包しているというのを一言で言えば執念深いと言うのだろう。今思うにこの稼業をして40数年。この執念深い気質が仕事をする上で支えになっている。
「お前に書かれたもんな」と昔の事を今でも言う人がいるが、それはそれで反省することも開き直ることあるも一時であれ敵対した人への憎悪感は相当強いものがある。その払拭には未だ時間がいるようで死ぬ間際になるやもしれない。
世は猛烈な物価高に国民多くの消費・購買意欲は減退している。(与野党とも)識見足りない政治家に何を求めればいいのか。他力ではダメなのだろう。