クッキング愛好会立ち上がる 地元食材使う 長倉大谷高教諭
大谷高で今年度、地元食材をメインに使った調理を行うクッキング愛好会が立ち上げられた。家庭科などの授業を担当し会を立ち上げた長倉美香先生は「生徒たちに地元食材の素晴らしさを知ってもらいたい」と生徒たちの入会を募っている。
長倉先生は帯広出身。2年前に大谷高に赴任し、稚内に来てから食べた勇知いも、稚内牛乳、銀杏草など地元食材の味に感激し、受け持っている家庭科の調理実習で勇知いもを使った。しかし生徒たちに予想に反し地元食材を知られていないことを知り、魅力を広めたいと愛好会を立ち上げることになった。
初回の料理教室は23日の放課後に行う予定で、稚内牛乳と旬の道産イチゴを食材にしたストロベリーラッシーとシフォンケーキを調理する。
既に数人が愛好会に入会したという長倉先生は「地元稚内に住んでいるからこそ食べられる食材を調理し、食の喜びを知るとともに地元食材に触れて欲しい。今後はクラブにまで発展させることが出来れば」と話していた。
夏休みには勇知いもを使ったコロッケ、秋にはサケの炊き込みご飯などの教室が開かれる。