週末雑感
ウクライナの苦戦が伝えられていたロシア侵攻で、米議会が武器供与を決めて航続距離が長いミサイルも供給される。武器も弾頭や弾薬も足りずロシアに押し込まれていた戦線が急転直下とは言えずも押し返す力を得たのに違いなく、ウクライナ=民主主義国家は持ち堪えることになる。
今年秋の米大統領選でのバイデン再選に曙光が見えてきたといえ〝もしトラ〟の脅威は遠ざかろうとしているのは世界平和にとって朗報と言えよう。
もう一つの憂慮であるイスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区との戦いに終わりが見えないのは残念なことだが、紛争に絡んできたイランとイスラエルとの全面衝突は双方とも自重しているので中東全体の戦いにまで拡大しないものと信じている。全面戦争になれば原油は高騰し、日本国内のガソリン、電気代はとんでもないことになる。6月以降の国の助成が打ち切られる電気代は天井知らずになり、呑気にGWを楽しんでもいられまい。
ホタテ漁、公共事業が始まり経済に躍動感が増しているものの、中国という大輸出国を失った痛手は2年目ほど響くだろうし、公共事業とて昨年度当初事業費から10億円以上減った稚内開建への配分額は夏→秋→初冬と季節が移ると共にボデーブローのように効いてくるであろう。
それに絶対的弊害とも言えよう人口減少には打つ手がないという状況で「ピンチをチャンスへ」などとの楽観論も消え失せてしまい存続さえ危ぶまれる事態を招来しようとしている。
孫子の時代が本当に心配になってきた。