小樽税関の「かむい」見参 不正薬物、銃器など取締り強化で

 函館税関は4月25日〜5月12日までを取り締まり強化期間とし、不正薬物や銃器など防止のため巡回を強化している。
 昨1年間で税関が摘発した不正薬物の押収量は8年連続で1㌧を超え、特に覚醒剤については前年比で約3倍の1・987㌔㌘を摘発する深刻な状況となっている。
 これを受け、函館税関では、外国貿易船などに対する取り締まりを強化し、不正薬物の他にも金の密輸防止などに目を光らせている。
 23日には稚内税関支所管内の巡回のため小樽税関支所に配備されている監視艇かむいが(鹿野英臣船長)北洋埠頭に入港。24日は利礼両島付近を巡回し26日まで管内の漁港や海上を巡回した。
 宍戸稚内税関支所長は「船の入港状況などによるが漁港の巡回やテロの警戒など対策に力を入れていきたい」と話していた。

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