時の話題 「野球談義」

 きょうは野球談議を。日ハムから大リーガーになった大谷翔平選手が日本人の大リーグ史上、最多の176本の本塁打数に。昨シーズン44本打ち本塁打王を取っているので時間の問題だったとはいえすごい選手だ。
 これまでの自身が持つ記録を抜かれた松井秀喜氏は「存在の大きさ、選手としての素晴らしさ、私の成績と比べる必要は全くない」と答えていた。
 高校から大リーグ志望の大谷を日ハムがドラフトで強行指名し大リーグ志望を思い止めさせた当時の監督栗山英樹氏の「先ず日本でプロ選手としての体力を付け、それから(大リーグに)行ってもいいのでは」という口説き文句が功を奏したかは知らねど、大谷がプロ選手としての下地を作ったのは疑いない。栗山氏の将来を見据えた慧眼には脱帽する。
 栗山氏は10年に及んだ日ハム監督の終盤の戦績が連続Bクラスと評価落とすも昨年のWBC(ワールドベースボールクラシック)優勝で名を上げ不動の評価を勝ち得た。
 今の大谷は栗山氏によってつくられたと言っても過言でなく、日本の野球人ではトップ評価の人物になった。
 その栗山氏を継いだ新庄監督は2年連続しビリと腑甲斐無いこと甚だしいが、今年は蒔いてきた芽が結実しつつあり、オープン戦からの粘り強い戦いぶりが目をひく。
 この2年間、日ハム以外の試合を観戦していたが今年は日ハム戦が中心で強いこと強いこと。ライオンズ地区大会晩さん会で隣席した日ハム稚内応援団長の岡谷繁勝大会長も土曜日の完封劇に顔を綻ばせていた。

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