医師、従事者確保に注力 丹保健行政室長

 宗谷総合振興局保健行政室長に着任した丹賢一氏(54)は「この地域は10万人に対する医師の割合が20番目と低い。多くの医師の誘致や従事者の確保に努めて行きたい」と抱負を述べた。
 丹室長は釧路出身。北海学園大学卒業し、平成5年、道立白滝診療所を振り出しに保健福祉部国保医療課主査など歴任。前任は道立病院局経営病院経営課長補佐兼経営改革課主幹兼経営改革課指定管理室主幹。
 宗谷は初めての勤務で「風が強く観光に力を入れている街とのイメージです」と話していた。
 これまでの業務では「東日本大地震災の発生から3カ月後、福島の移住者の被ばく医療に当たり、線量測定や生活に関することなど担当課に繋ぐ業務を通し、不安を和らげることなど出来たと思っております」と振り返り、コロナ禍では、総務課長として「人員の配置や公表に関する協議など大変でした」と苦労話もしていた。
 趣味はドライブとスポーツ観戦。「色々な地域の美味しいものを食べるのも楽しみです」と話していた。