時の話題 「4月三水会」

 年度初め4月の三水会は新任の官庁出先トップの挨拶が多く、先日開かれた集まりでは11人もの人達が出身地や過去の異動先など話す中、いつものことだが風の強さに言及する人が多かった。
 風の街稚内の面目躍如と言ったところだが皆さん早く慣れ親しもうと、社交辞令だけでなく赴任してきたばかりだというのに稚内の良い所を披瀝する姿勢に対し、地元の人間として当然悪い気はしなかった。
 宗谷経済センター2階の研修室が満杯になるかのような60人もの会員が参加し、出先官庁などトップの面々の話を聞き逃さずとばかり傾聴している様子にいつものある意味、惰性とも言えよう姿にない真面目さも窺うことができた。
 新会員の中で初めて道内勤務の人が2人いたと記憶しているが数カ所、いや数十カ所も異動している人もいたが、稚内校長会会長の川原修子先生の神奈川県横須賀市生まれで道内ばかりでなく国内各地を異動してきた経験(子どもの頃含め)を聞くに及び、バイタリティーある川原先生のルーツに触れた気もした。
 北海道エアポートの太田稚内空港事業所長は過日の着任インタビューで人柄の良さを認識しており、北海道北部風力送電の住吉社長が挨拶前に近くにいる人と名刺交換している姿に好感を持った。
 地元企業として稚内港湾施設の佐々木常務の挨拶に技術屋さん(設計師)の誇りがにじみ出ていたのも印象深かった。
 三水会は月一回の開催だが、折に触れ本紙もお世話になるので宜しくお願いします。