環境、絶景など国境語る 斉藤さん 2日ミュージアムトーク
写真家の斉藤マサヨシさんのミュージアムトーク「ボーダーツーリズムの記録1997―2022」が2日、樺太記念館で開かれ、参加した人たちが撮影当時の状況や歴史について耳を傾けていた。
同館で今月末まで開かれている斉藤さんの写真展の特別企画として開かれた。
斉藤さんは、快晴のサハリン最南端のクリリオン岬から宗谷丘陵に立ち並ぶ風車を肉眼で見ることが出来たこと、北知床岬(ロシア語でテルペニア岬)までの道のりの治安は決して良くないが「この世のものとは思えない絶景が広がり、仏教で言う彼岸花のような美しい景色でした」などと振り返り、北極圏に位置するベルホヤンスクでは氷点下40度の極寒を体験したことなど展示している20作品に一枚々々丁寧に話していた。