メグルハナ 生花の茎切る専用機を全国で初めて導入

メグルハナに導入された花切る機械

 武藤はくぜん運営の花屋「メグルハナ」が生花の茎を機械で切る専用機「助(たす)カッター」を全国の花屋で初めて導入した。武藤尚社長(49)は「花を切るのはスタッフに負担が掛かっていたが、機器導入で作業の効率化が図れる」と期待を寄せている。
 従業員の負担軽減の取り組みとして、昨年10月に導入したバケツ洗浄機に続く第2弾として、国の業務改善助成制度を活用し機器の中に備えた回転式のカッターが生花の茎をカットし、同時に茎に水が浸透し花を長持ちさせるという専用機を導入した。
 これまでの手作業では生花をハサミで切り、冷たい水やお湯に茎を浸けるなどの工程を行っていたが、機械導入により作業時間がこれまでの10分1に縮減された。
 女性スタッフは「1日に数千本の花を扱うこともあるので、機械での作業でスピーディーになりました」と大歓迎している。
 武藤社長は「一番負担が大きかったバケツ洗いと茎切りの作業が、従業員にとって少しでも軽減されるのは経営効率化という観点でも大きい」と話していた。