週末雑感

 収束に向かっていた旧統一教会のスキャンダルがまたぞろゾンビのように蘇り、閣僚の盛山正仁文部科学大臣が選挙の際の推薦状をもらい写真まで撮っていた。「少しずつ記憶が蘇ってきました」などと国会での追及にしゃあしゃあと答弁していたが、政治家というのは厚顔であり付ける薬がない。
 新型コロナ同様、終息という出口がなく困ったもんである。
 政治パーティー券のキックバック(裏金)問題で野党の追及に拍車が掛かってこようとしている矢先の教会問題は追い詰められている岸田総理を更なる窮地に追い込むのは必至で、恐らく総理は最終的に盛山大臣を罷免しなければならぬ事態に追い込まれるだろう。
 これまで同様、庇うのだろうが、そのうち内閣支持率などによって代えざるを得なくなる。全く以て愚図な人である。政治の世界は一寸先は闇と言われるが、自ら種を蒔いている感さえするグズぶりである。
 剣ヶ峰まで来たとの印象強い岸田総理に起死回生策はあるのか。世襲三代目で余り悩んでこなかった岸田さんもさすがに悩んでいるようで、国会中継を見るとめっきり髪が薄くなってきた。ハゲの方
々も同類、相求むなんていう殊勝な考えの人はいないようで孤立を深めている。
 自分の地位などを守ろうとすると逆の目が出る事が間々あり、岸田さんはその呪縛にはまっているかのようである。
 呪われようと何だろうと自分の力で脱出しなければならない。政治家なのだから斬る者は斬り、これぞという政策出さなくては。