時の話題 「ふるさと納税」
昨年度のふるさと納税寄付金が全国一の紋別市の194億円に対し、稚内市が21億5千万円では「やる気があるのか」と常任委員会で議員が怒るのも無理はない。
今年度も昨年12月末で18億7千万円と前年度を割るような推移を見せ、なおかつ能登半島地震に全国からの支援金が集中するという状況もあり20億円に届くのか懸念されよう。
そもそもふるさと納税というのは以前居たが今は故郷を離れ他の町に暮らす人が故郷発展の一助にと寄付することで実質の自己負担額2千円で応援したい地域から名産品などもらえるという有難い制度なのだが、1年間の寄付額が200億円を超え、その返戻品が豪華になる一方ということで、総務省は返戻品相当額を寄付金の50%以内に抑える対策を講じている。
HPで2月1~7日の人気返戻品ランキングを覗くと①オホーツク産ホタテ玉冷大1㌔(紋別市・寄付額1万4千円)②追熟甘長ねぎ(兵庫県あわじ市3千円)③山形県産えぬき精米(新庄市1万千円)④銀鮭切身2㌔(気仙沼市1万千円)⑤シャインマスカット(長野県中野市1万千円)など。稚内市は▽紅ズワイかにしゃぶ500㌘(寄付額1万円)▽浜ゆで紅ズワイ蟹爪1㌔(1万5千円)▽たこしゃぶセット(1万2千円)▽焼きプリンアイス70㌘10個(同)など。
稚内市の返戻品でパン詰め合わせセットに人気があるのには驚いた。
議員が担当課の仕事ぶりに注文つけていたが宜なるかなとは思料するものの、ひとつ、嫌、ふた工夫必要か。