雪柱に撒きつく龍の雪像 宝来5丁目の73歳住民造る


 宝来5の電柱に巻き付くかのように龍の雪像が作られ、近くを通る地域住民らの目を楽しませている。
 宝来地区に住む73歳の男性が今年、高校受験を迎える近所の生徒を応援するために作ったもので、稚中の通学路になっている電柱に巻き付いた龍の雪像が8日に完成した。
 作った男性は、36年前の辰年、会社員だった頃に稚内商工会議所が企画した雪像コンクールで、同僚らと社屋前にあった鉄柱に今回と同じような龍を作りグランプリを獲得。その頃の写真と記憶を頼りに当時を思い出しながら制作した。
 男性は「近所に受験生が2人いる。受験生の皆んなには風邪など引かないよう試験に臨んでもらいたい」とエールを送っていた。