消防署員が緊急雪下ろし 元水産加工場の危険な雪庇

 落雪の危険があるとして稚内消防署が31日、宝来3の北浜通沿いの空き家の元水産加工場の雪庇を取り除いた。
 先週4日間も続いた暴風雪による吹き溜まりで屋根には30~50㌢の雪が積もっており、ここ数日続いた暖気で地域住民から「屋根の雪が落ちそう」と通報があった。暴風雪の影響をパトロールした稚内市(都市整備課)からの要請を受け、消防隊員16人が出動し命綱をつけて屋根の雪をスコップやママさんダンプで雪を取り除いた。
 作業を見守っていた住民は「毎年、この場所は屋根に雪が積もると危険。何年か前には落ちた雪が道路を塞いだこともある。早く取り壊してほしい」と話していた。