珍獣エゾクロテン現る 緑地区民家でネズミを捜し迷い込んだか
緑地区の民家に珍獣のエゾクロテンが迷い込み、スマホで撮影した家主の男性は「朝にカーテンを明けたら窓の外にいたのでびっくりした」と驚いていた。
環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されているエゾクロテンは日本では北海道のみ生息。道の保護動物にも指定され、体長は40~50センチで警戒心が強く、夜行性で人里で日中に見るのは滅多にない。
本紙に写真を提供した男性によると、エゾクロテンは25日午前9時過ぎから2時間ほど窓際に積もった雪の中を行ったり来たりし、姿を消してしまった。「家族5人でちょこちょこ動く姿を見ていて
毎日雪かきで疲れましたが珍客の登場に癒されました」と話していた。
野生動物に詳しい人によると、雪が多いと餌のネズミを自然の中で捕まえるのが難しくなり、森の中より捕まえやすい人里に迷い込んだのではと話していた。