週末雑感

 自民党安倍派パーティー券還流(キックバック)問題は恒常的では?と疑っていたところ、14日のBSフジ「プライムニュース」で森総理の時から行われているような話を政治評論家がしていた。それだもの所属議員は抵抗ないどころか当然のように受け取っていた訳である。
 事は安倍派だけでないようで党全体に広がっているかのようである。
 使い道は選挙、飲食など多岐に亘ろうか。公設3人では秘書も足りず、ほかにも何かと入り用なことがあるのだろう。その顔は水戸黄門によく出る悪代官と似ている。井戸塀しか残らない高邁な政治家は何処に消えたのか。まさにカネまみれの昨今の政治家だ。
 稚内関連ではこのような政治家はいないと信じているが、何をするにもカネが必要な世の中にあって清廉さを保つのは大変だろうが武士は食わねど高楊枝の清貧さでいて欲しいものだ。
 日本の政治が天手古舞の中、明るい話題と言えば大谷翔平選手のドジャース移籍、それも10年で1015億円という破格の契約金には驚かされた。大リーグの〝ぜいたく税〟取り決めにより大半は後払いされることになったことで前オリックスの絶対エース山本投手の獲得をドジャースが目論んでいることを知るにつれ日本のプロ野球に比べスケールの大きさに度肝を抜かれてしまう。
 金本位ならぬカネ本位の世にあって「国境なき医師団」のよう奉仕組織の懸命な戦渦中活動には頭が下がり、人間の公徳な可能性が捨てたもんじゃない事を教えられる。

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