髙山、村本さん7段合格 日本剣連審査会 ともに少年団の指導も

 稚内剣道連盟所属の髙山智之さん(55)、村本翼さん(45)が11日に名古屋で行われた全日本剣道連盟の七段審査会で合格した。
 全国から921人の剣士が昇段審査に臨み、合格率18%という難関を突破した。
 髙山さんは小学4年生で剣道を始め、一時は休止していたものの28歳から再開。今は稚内白樺剣道スポーツ少年団の指導者を担う一方、高段者の先生たちから指導を受け稽古に励み今回の審査に臨んだ。
 初めて七段の審査を受け合格した髙山さんは「いま実感はないですが嬉しかった」と喜びを語り、「今後は指導者として子どもたちの手助けをしていきたい」と話していた。
 村本さんは小学5年生から剣道を始め、就職を機に一度剣道から離れたものの、我が子が剣道を始めた25歳で再開。髙山さんと同じく少年団での指導者を担いながら稽古に励んできた。
 4度目の挑戦で七段に合格した村本さんは「信じられない気持ちでしたが嬉しかった。普段通り集中して審査に臨むことができた」とし、「八段に向け自分への挑戦だと思い稽古を重ねていきたい」と話していた。