世界基準の利礼サ公園 観光活性化 促進協 ATサミット報告会

 わっかない観光活性化促進協議会は20日午後、宗谷経済センターでアドベンチャートラベル(AT)・ワールドサミット北海道2023報告会を開き、ATでの外国人を宗谷に呼び込むための対策や課題などについて考えた。
 体験型観光の国際サミットが今年9月に札幌で開かれ、終了後サミットに参加したメディア、旅行会社の関係者が稚内など北宗谷地域を視察したことを踏まえ開催された報告会に参加した観光関係者33人を前に稚内観光協会の中場会長が「今後、訪日外国人を集客する上で貴重な話しを伺える機会になっています」などと挨拶した。
 続いて、きた・北海道DMO(候補法人)事業推進本部長の杉川毅氏が札幌でのATサミット商談会で利尻、礼文に関して質問が多かったことなどを紹介し「この地域の国立公園としてのブランド力を改めて知りました。利尻礼文サロベツ公園は世界に通用する観光コンテンツだと実感しました」などと語った。
 AT関係者が宗谷地域を視察するコースを企画した北海道宝島旅行社の菊地敏孝観光地域事業本部長は「今回の視察でも天候悪く予定を変更することがあった。受け入れる際、悪天候を想定した代替案を準備しておくことが大切」と話し、外国人の誘客策には「外国人が現地でホテル、交通機関、レストランなど予約するのは難しい。これを行うためには窓口を一本化することが不可欠」とも述べていた。