時の話題 「初霜・初氷」

 きょうも秋晴れだが沼川では氷点下3度台まで下がり、稚内地方気象台は稚内市に初霜と初氷を観測したと発表した。平年に比べ2週間以上も早い。
 天気が良いと地表の熱が奪われる放射冷却現象が発生するも年がら年中、風が吹き、どちらかと言えば曇天の日が多い稚内においては放射冷却現象が起きにくく、内陸の沼川などを除けば冷え込む日が少ないのだが、今年は春先から好天の日が多いため発生する確率の低い同現象が発生し早霜・早氷になったようである。
 二十四節気では今月24日が「霜降」なので初霜とて驚くことはないのだが「初」と冠が付く冬到来を現実化する天候現象を聞くと身じろぎしてしまう。
 とにも角にも冬将軍が近付いている事実に疑いなく、夏場の漁を終えたコンブ漁船や遊漁船は岸に上げられ来春まで暫しの冬籠りに入る。
 人間の社会活動はと言えば休んでいる暇など無くあくせく働かなければならないが、忙しくとも各々潤いを与えるのが趣味なのであろうか。スポーツや料理、音楽・映画鑑賞など何でもだが、熱中することによって現実の生活を忘れることができ活力になる。
 どちらも最多4回目の世界制覇をめざすラグビーW杯のニュージーランド対南アフリカ戦は手に汗を握る好勝負となり準々決勝、準決勝と1点差で勝ち上がった南アフリカがまたしても1点差で凱歌を挙げた。
 個人的な分析ではゴールポスト近くのペナルティーキックを止めトライめざしたニュージーに誤算あったか。取る時に取らねば。