時の話題 「冬のとば口」

 きょうは二十四節気の「霜降」。朝のうち霜が降るのだから冬のとば口というわけだ。
 軌を一にし国道の除排雪を請け負う業者の重機出動式があり、こまどりスキー場では除雪ならぬ除草作業が行われ何時雪が降ってもよいよう準備に着手するも今週も週末までは暖かい日が続く。それを超えると正に霜月11月に入るが、朝晩冷えるも日中の稚内らしくない暖かさに地球温暖化の恩恵?を感じる。
 私生活でも冬への段階を踏まねばならずタイヤ交換の案内あるも車検と一緒にやるべきか。11月中旬どころか下旬頃まで延びそうな空模様だ。
 オール電化なので灯油は必要でないはずなのだが、電気ストーブでの暖は弱くポータブルの灯油ストーブに助けてもらわなければならない。政府の公的資金投入されているにしても電気、灯油とも高く、今冬も我慢を強いられるようだ。
 北のてっぺんに住んでいるのだから〝今更感〟の諦念はあるとはいえど暮らしにくいと言うより生きづらい世の中になっているのは間違いなかろう。今の時期は冬に向かって助走頃合であり気が楽な一方、来たる冬への畏怖の念はある。
 ところで先週夕方、読者の方から「ハピリア朝日」の前で多重衝突があり工作車も出動しています―との電話があり現場に駆け付けると先頭の1台がシカと衝突し後続車が数台追突したのだという。交通整理していた警察官曰く「大した事故ではなく物損です」
 事故現場の傍らではシカ2頭が沿道の草を食んでおり、積雪状態前の今時期は運転を気をつけねばならない。