きょうから休館 温泉童夢 浴槽水からレジオネラ菌検出

 稚内市は24日、市の温泉施設「童夢」の浴槽水からレジオネラ菌が検出されたと発表。安全が確認されるまで当面の間、臨時休館する。
 市によると、今月5日に半年おきの定期検査を実施したところ、採取した浴槽水の6検体中、男女ジャグジーの浴槽水2検体から基準値(10CFU以上)を超える数値が検出された事実を23日夜に検査した委託先から報告を受けた。
 童夢では閉館後の毎日、ジャグジーの浴槽水は取り替えていたが、今回基準値をオーバーしたことについて市では改善対策の実施などに当たっては稚内保健所の指導の下、指定管理者と共に適切に対応していきたいとしている。
 10月6日~22日までの17日間、男女合わせて7008人が利用した。現時点で健康被害の報告はないが、ジャグジーを利用後に体調を崩した場合、市(健康づくり課)☎23-4000に連絡するよう呼びかけている。
 レジオネラ菌検出で施設の休館を周知する張り紙が掲示された24日午前中、温泉に入りに来た市内の男性は「週の半分以上は利用しているので、休館はとても困ります」と言いながら自宅に戻っていた。