外国人との共生を考える きのう多文化共生講演会

 北海道国際交流・協力総合センター主催の多文化共生を考える講演会in宗谷が2日午後、市正庁で開かれ外国人との向き合い方や共生について考えた。
 道内での外国人居住者が増える中、文化や習慣が違う外国人と日本人が共生していくために抱える課題など学ぶ講演会には、42人が参加。ダイバーシティ研究所の田村太朗代表理事が「世界とつながる持続可能な地域づくり〜外国人とともにつくる宗谷の未来」と題し講話した。
 田村さんは、全国に外国人がおよそ314万人にいるとし国籍、在留資格、居住地が多様化していることで福祉ニーズなど受け入れの強化が必要であることなどに触れ「自治体の仕事の柱の一つとして、外国人との共生を位置付けることは重要なテーマである」と説いていた。
 担い手不足が深刻化する中、安い労働力として外国人を受け入れるのではなく、イノベーションをもたらす存在として必要などとし産業を支えるために外国人の力も借りる必要があること、日本人にはない発想で新たなビジネスチャンスになることもあることを強調していた。