26日午後、吊し雲出現 読者の女性が撮影

 利尻島付近の上空で26日午後、吊るし雲といわれる変わった形の雲が現れ、雲を見つけた市内の50代女性の読者がスマホで撮影した写真を本紙に提供してくれた。
 上空の風が強く湿った空気が入り込むなどの条件が揃った時に見られる気象現象で、雲が殆ど移動せず空から吊るされているように見えるため吊るし雲と呼ばれ、この日は朝から南西寄りの強風が利尻島を越える過程で風下に吊るし雲が発生したと見られる。
 車でノシャップ岬から坂の下方面に向かっていたという女性は26日午後1時過ぎ、温泉「童夢」近くの道道で、利尻島上に吊し雲を発見。「ジブリ映画の天空の城ラピュタが隠れていそうな雲に見えました」と話していた。
 吊し雲が現れると天候が崩れるサインだとされ、翌27日午前の稚内は竜巻注意報が発表された。