週末雑感
暑く熱い1週間だった。蚊帳の外にあった稚内でさえ真夏日ばかりか熱帯夜を観測。30度超えの真夏日は2年ぶりだが、夜も25度を下回らず寝苦しい熱帯夜は1938年に観測を始めて以来、初めてのことなそう。妻はベッドから床に布団を敷くも寝れなかったそうである。
暑さもお盆までという最北の地の定説は覆り秋の彼岸(9月23日)まで持ち堪えそうな天候模様だ。
暑さが〝熱さ〟に変わる甲子園もクーリングタイムが設けられるなど様変わりしているが、高校球児の涙と雄叫びはこの105年間変わらず紡がれてきている。
雪国とそうでない地域のレベルの差は無くなり豪快な打線に血湧き肉躍るも、来年の大会からはボールが飛ばない金属バットが使われるそうで打線・打力という観点からは迫力が減じよう。しかしプロ含め野球の醍醐味は戦術を駆使した戦い方であり、これまで以上に守備と投手の分業性が重要になろう。
福島第一原発事故から12年経ち原発から出る放射性物質を含んだ処理水の海への投棄が始まり、中国は日本産水産物の全面禁輸を実施している。ホタテやナマコ(キンコ)の輸出は不可能になり道内の漁協はじめ関係者は途方に暮れているが、そう易々と中国が方針転換することはなく、宗谷漁協産ホタテ、稚内漁協産ナマコは国内をターゲットにするしかあるまい。
悩んでいても事は好転しない。暫くは輸出も欧米を主体にし中国抜きの戦略を実行せねばなるまい。
暑過ぎるだけではない現実に胸つかえる。