シルクロードなど描く45作品 風~るで平山郁夫版画展

 日本画家の平山郁夫版画展が風〜るわっかないで開かれている。27日まで。
 全国でチャリティー絵画展など開催しているほるぷエーアンドアイ(大阪)が主催し、「シルクロード仏教伝来平和への祈り」と題し、平山が画家としてスタートした29歳の頃の作品から晩年まで描いた45作品など展示されている。
 シルクロードに150回以上も足を運んだ平山が楼蘭で朝、夕方夜にラクダに乗って進む人々を描いた3作品、晩年に描いた「祈りの行進」など展示されている。中でもラピスラズリの鉱石を材料に描かれた作品は瑠璃色の美しさが一際目立ち、鑑賞する人を版画の世界へと引き込んでいる。
 作品を見ていた60代女性は「テレビでしか見たことがない作品を見ることができました。ブルーの色使いがとても美しい」と話していた。
 ほるぷの市原清人社長は「45作品が展示される機会は中々ありません。家族で気軽に足を運んで頂き、安らぎの世界を感じて欲しい」と話していた。
 作品の販売など行っており、収益の一部は日本ユネスコ協会連盟「災害子ども教育支援」に寄付される。