熱中症には留意 消防署が啓発 こまめな水分補給など

 今月17日から稚内も25度を超え、24日は2年ぶりに30度以上の真夏日を観測し、外での運動や作業、室内で過ごす際は熱中症など体調管理に注意が必要だ。
 南から暖かい空気が入っている影響で、宗谷地方で初めて熱中症警戒アラートが発表された24日の稚内地方は朝から25度を超え、午後1時までの最高気温は開運で31・3度まで上がり、今年の最高気温を更新。声問は31・8度、沼川31・3度、宗谷岬30・4度を観測した。
 稚内消防署によると今年は5月以降、熱中症による搬送が何件かあり、22日は脱水状態で50代男性が搬送され、23日は外で作業中だった80代男性、不慮の災難で車両に閉じ込められ消防に救出された1歳の女の子、室内にいて体調を崩した90代女性の3人が熱中症の疑いで救急搬送された。
 25日以降、雨や雲りの日が続き気温は下がるとはいえ、日によっては25~28度と暑さが続くことから屋外での作業や運動、室内でも注意が必要だとし、こまめな水分補給と窓を開け風通しをすることを心がけてほしいとしている。