大火教訓に合同演習 消防署・消防団 キッズ広場には200人訪れる

 平成14年6月29日に発生した中央地区大火を教訓にした夏季消防団・消防署合同演習が23日、北防波堤ドーム公園で行われ、参加した消防署員らが有事に備え一斉放水するなど取り組んでいた。
 大火があった年から昨年で20年を迎えたことを受け、今年は内容を見直した。合同演習には消防署員や分団員合わせて50人が参加し、消防車5台が出動した。
 23日午前10時頃、林野火災が発生したことを想定し、出火場所に見立てた的めがけて署員、団員が一斉放水した。
 訓練後、同じ会場でキッズふれあい広場が開かれ、親子連れ200人余りが訪れ、放水体験や消防車両乗車など体験した。
 三輪消防長は「今は消防団員に入る人が少ない状況にあります。地域の防災力向上のためイベントを通じて、消防の活動に少しでも興味を持ってもらう機会になって頂けたら」と話していた。