前年度3倍の1614人 稚内市 昨年度外国人宿泊延べ数

 稚内市(観光交流課)は昨年度の外国人宿泊延べ数をまとめた。
 コロナ禍で入国制限があったとはいえ1614人を数え、前年度に比べ3倍近い1071人増加した。
 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)により2020年2月以降、観光目的での来市は極端に減っていたが、昨年10月からは国によっては入国制限が緩和された地域があり、コロナ禍の間は国内在住者で占められていた外国人の来市者は下期以降徐々に回復した。最も多かった中国は239人(前年度139人)、次いでアメリカ227人(同37人)。
 今年4月下旬には入国規制が全面的に解除され、5月のGWから観光目的で稚内入りする外国人が急増している。稚内市ではコロナ禍中、海外向けの広告やプロモーション、台湾人の地域おこし協力隊による情報発信を積極的に行ってきており、インバウンド需要の高まりを受け外国人の入り込みによる経済波及効果に期待を寄せている。
 ほかの外国人客は次の通り。
 ▽台湾170人(前年度16人)▽韓国108人(同4人)▽香港164人(同4人)▽シンガポール72人(同11人)▽タイ75人(同6人)▽インドネシア 41人(同35人)▽オーストリア59人(同0)

ニュース

次の記事

天北堆