一発で初採取なる 稚内漁協コンブ漁 初日から旗無しで解禁

 稚内前浜のコンブ漁が8日解禁し初採取された。初日から旗無しの自由操業となり、漁師は「細いのもあるが、量はあり初日としてはまずまずだ」などと話していた。
 波弱く晴れて穏やかな天候となった8日、前浜に出た磯船は午前5時に漁を開始。宝来や恵比須、ノシャップなどの漁場には磯船が集まり、漁師たちはねじり棒を使いコンブを巻き上げ採取し岸に上げられたコンブは家族らによって天日干しされていた。
 コンブ干し作業をしていた女性は「きょうは天気が良く、解禁初日としては最高のコンブ日和。コンブ干しをすると稚内に夏が来たことを実感しますね」と漁の始まりを喜んでいた。
 漁を切り上げ午前7時半過ぎに浜に戻ってきた宝来地区のベテラン漁師(65)は「昨年は量が少なかった宝来などでは今年、量はある。ただ少し解禁が早いこともあり、薄いコンブが多い。お盆までが質の良いコンブが採れるので頑張りたい」と話していた。
 コンブ干し作業を見ていた大阪からの旅行者は「海の街らしい光景を見ることができ旅の思い出になりました」と話していた。

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