13年ぶりに稚内へ 自転車旅 埼玉県の76歳清水さん

 自転車でイタリア、スペイン、フランスなど欧州を中心に旅を続け、コロナが明けた今年から日本各地を巡り稚内入りした埼玉県東松山市の清水邦夫さん(76)が1日、宿泊先のライダーハウス「みどり湯」から旅を再開した。
 東松山市でコンビニの経営を20年続け、60歳に店を畳み自転車一人旅を続けている清水さんは、これまでの10年以上、日本を10ブロックに分けて旅をしコロナ前は台湾、ニュージーランド、ドイツ、イタリア、フランス、イギリス、ポルトガルなどを旅していきた。
 コロナ禍の3年間は旅をやめていたが、漸くコロナが明けた今年は「80歳まで自転車一人旅を楽しみたい」と4~5月にかけスペイン巡礼(キリスト教)の旅1180㌔を制覇し、今は日本旅として6月22日、自宅をスタートし体力面などを考え公共交通なども利用しながら北上し、10日ほど前にフェリーで苫小牧に入ってからはオロロンラインを通って1週間前、稚内に到着した。
 旅の原動力となっているのがゲストハウスなどでの旅人や自転車旅をする仲間との出会いと旅先での食事など、13年ぶり3回目となる稚内への旅の目的はエゾカンゾウを見るためと、礼文での自転車旅だった。
 久しぶりの稚内に「市内のライダーハウスが無くなっていることに寂しさを感じました。稚内など北海道の人は本当に優しい方ばかり」と話す清水さんは、自転車に乗り「好きなことを続けて行きたい」と旅を再開させた。

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