昨年度稚内市の観光客がコロナ前9割に回復 前年比べ5割増の44万8600人

観光客で賑わう日本最北端の地の碑前

 稚内市(観光交流課)は昨年度=昨年4月~今年3月末=の観光客入り込み状況を公表した。昨年はコロナの行動制限が無かったことで前年より15万人以上増えコロナの影響が大きく出る前の令和1年度の89%まで回復した。
 昨年度はコロナがやや落ち着いて移動制限が無く、夏に稚内~東京間の航空便が1日2往復なったことで団体ツアーの回復と個人旅行者が増えたことなどから前年度に比べ53・1%の15万5600人増の44万8600人数えた。
 上期=4月~9月=は33万9700人と前年度から77・1%の14万7900人増加。下期は7・6%の7700人増え10万8900人。
 道内客は15万1800人と前年度から1・1%の1600人増え、道外客は29万6800人と2倍強の15万4000人増加した。
 日帰り客は18万8500人と2・2倍の10万3200人増え、宿泊客延べ数は33万3300人で21・5%の5万8900人増加した。
 コロナ禍だったとはいえ上期は国からの緊急事態宣言やまん延防止措置などの発令がなく、移動制限がなかったことで入り込み数は大きく回復した。下期に関しても安定した入り込みに加え、感染対策をしながら旅行を楽しむスタイルが浸透し定着しつつあることなどから観光客増加に繋がったとの見方をしている。

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