時の話題 「そぼ降る雪では」

 きょうは二十四節気の「穀雨」。雨がコメなど穀物を育てる頃とされる。16~17日にかけて降った雪はさしずめ〝穀雪〟と言ったところで雪が融け雨のように大地を潤すことになるのだろうが、季節から外れると興醒めどころか生活にも影響してしまう。
 稚内隣町の豊富町では4月としては最多の30㌢以上も積もり18日告示の町長・町議選にも影響が―と懸念していたが、選挙になった町議選は雪を掻き分け町民に支持を訴えていた。隣町のことを論じても詮無いことであり我がマチの情勢は。
 現議員議会で定数(18人)削減できず無投票当選が案じられた稚内市議選はお陰さまで5人オーバーの23人が立候補し、今しのぎを削る選挙戦の真っ最中である。
 五月のハエのよう五月蠅いと牽制していた遊説車での名前連呼はそれほどでなく不快感せぬも落選する候補者が5人おり投票日を前にヒートアップしてくるであろう。
 巷間、落ちる候補の当てっこに通を任じる人達はお忙しいようだが、誰が落選しようが当選しようが、議会で会派なるものを作り多数派を形成するのだろう。これじゃ変わりようがない。会派の意向がどの決定にも影響してしまう。
 人と連るむことが嫌いな筆者考えるに相容れない人との会派作りは止め市民の代表として一人でもいいので主張を貫くべきだろう。
 話を選挙戦に戻し運動量で差が出ている感がする。上位クラスは4年後の市長選の橋頭堡にすべくトップ当選したいところで、当落線上の候補者はがむしゃらさが必要だろう。

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