稚内市立図書館が移転し20周年迎える 講演会など記念イベント開催

大黒4に移転し20年経った稚内市立図書館

 市立図書館は、宝来地区にある福祉センターから移転し、今年で20周年を迎えたことから記念事業を行う。
 図書館は昭和50年から福祉センター2階に入居していたが、市内の文化向上などのため平成23年に現在の大黒4に新築移転した。蔵書する書籍は20万冊以上にもなり市民などから寄贈された郷土資料を不定期で展示し、団体の作品発表の場や講演会が開かれるなど市民の憩いの場となっている。
 6月22日で移転から20年を迎えることから、今年度は月一回程度、記念イベントを行うことにしており、手始めとして図書館の新規利用者登録をした人にファイルノートをプレゼント(先着50人)するキャンペーンを5月7日まで行っている。
 6月は北海道図書館研究会長の加藤重男さん(札幌)と道立図書館職員を招いた講演会、道立文学館職員を講師の子ども向けの人形劇が予定されている。
 近藤館長は、赤ちゃんと保護者を対象に絵本を配るブックスタートが始まった年と図書館が移転した年が同じで20年経ったことは感慨深いとし「読書は心を豊かにする必需品で多くの方に利用していただきたい」と話していた。

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