春の嵐吹き荒れる 午後から黄砂に注意 :稚内地方
発達した低気圧の影響で稚内は12日朝から20㍍以上の強風が吹き荒れ、一部の交通機関で乱れが出ている。
稚内地方気象台によると、12日朝から南西の風が強まり、開運で21・8㍍、宗谷岬24・3㍍、声問25・7㍍の最大瞬間風速を観測した。この強風の影響で中央4の空き家の屋根が剥がれかかり、通報を受けた稚内消防署員が出動=写真=し応急処置などを行った。
暴風警報が発表されている稚内は12日夜までの間、陸上で最大瞬間風速35㍍に達する恐れがあり警戒を呼びかけている。
日本海は大荒れとなり、波が5㍍と高く、12日の利礼航路は全便欠航。強風の影響で空の便は全ての便が欠航した。
強風の影響で午後から13日にかけて、中国の北部で観測された黄砂が稚内上空にも飛来する可能性が高く、気象台は車両や洗濯物などへの黄砂の付着に加え視界不良による交通障害に注意するよう呼びかけている。