先週のことども

 このタイトルは何か偉そうで個人的には別な標題の方がいいのでは―と思うも何せ小紙創業者の前田彰翁が命名したものであり重んじなければならない。
 道知事と道議、稚内市長と市議の統一地方選が近づき各陣営は選挙態勢構築を急いでおり稚内市部道議選の吉田正人氏、建部奈津子両後援会の事務所開きがあり、3月31日の告示に向け臨戦態勢に入っている。
 市長選は現職の工藤広氏が4選めざし今月中旬にも事務所開きをする予定にあり、ここまで対抗馬のはっきりした姿は見えずとも抜かりなく準備を進めている。
 定数(18人)を削減できなかったこともあり無風になるかと憶測された市議選は、先月あった立候補予定者に対する説明会への出席者が20人以上になり選挙戦が濃厚になっている中、先週、小社に飲食業を営むMさんが訪れ、立候補に前向きな姿勢を示し、近く出馬に当たっての公約を示しに再度訪れるような話をしていた。
 戦々恐々とした状況から選挙に向け腹をくくった候補予定者にとって告示(4月16日)前の今が個別訪問など制約されない時期であり実質選挙戦に突入している感はしている。
 定数削減しなかった分、今市議選の立候補者には自らの意気込み市政への見識が問われているのは論を俟たず活発な政策論争を望みたい。
 「ヨロシクお願いします」と自らの名前を連呼する騒がしい選挙でなく市長と共に市政の推進役となる市議の仕事への責任を前面に出し、稚内の未来像を鮮明に表明するレベル高い戦いを期待する。

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