宗谷岬の沖合 きのう一時、流氷接近も西風吹き沿岸から離れる

きのう夕方、宗谷岬まで近づいた流氷

 強い北東の風が吹いた14日午後、宗谷岬の沖合に流氷が入ってきたのが確認され、宗谷岬の高台から見た男性が撮影し、本紙に写真を提供した。
 網走や枝幸などオホーツク海の沿岸に接岸している流氷は、札幌管区気象台によると稚内市から興部町にかけては海岸から5㌔以内に散在し、一部は宗谷海峡から日本海へ流出している。
 海氷情報センターの観測情報で稚内に流氷が近付いているのを知り、14日午後3時半過ぎ、宗谷岬に出掛けたという男性は、宗谷漁港から数キロ先の沖合に白い帯のような大陸の流氷が迫っていたのを確認した。15日朝も足を運んだが、風向きが西風に変わり、流氷は離れていったようで「吹雪きで視界悪く沖は見えなかったが、流氷が近いているため風が一段と冷たく感じました」と話していた。
 今回の流氷は陸地(港湾合同庁舎)からは肉眼で見えないため稚内地方気象台として流氷初日との発表はない、平年は2月19日だが、今後は西風が吹く日が多いため、沿岸から離れていくようだ。

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