時の話題 「安易さ慎むこと」

 大発会を終えた日本のトップ企業の社長らが東証株価が3万2千円台に乗り経済は好循環するなどと、今年の景気を予想していたが果たしてどうなのか。一言で申せば「甘い」と言わざるを得ない。
 酷いのは「(干支の卯に倣い)ウサギのようピョンピョン跳びはねるだろう―との発言は甘いどころか一流企業のトップとしての資質を疑う。コメント慣れしていない方だと割引いても田舎の社長のような見識ない発言に「この国は大丈夫なのか」との疑念さえ湧いてしまう。
 確かに足元、すなわち今年1年はコロナ禍を脱却し幸多き年にと希望を託するは理解できるも国内トップ企業の長である。見識あふれるコメントを発するべきであろう。
 その点、景気の良さが辿り着くのが遅い北海道の企業トップは慎重な予想が多く、時宜に適った展望と言えようか。ましてや稚内は隅の隅でウサギのよう跳躍しやって来ることはなく忍耐を強いられる年になるであろうと推し量る。
 4月の統一地方選が近づく政治家諸君は景気が良くなると、囃し立てるが、それは筆者に言わせれば詭弁に近い。景気を良くしてもらうのは諸君であり能動的に関与すること願っている。
 稚内など地方都市の最大の問題点は人口の減少である。人が減れば消費が減り、それでなくともアマゾンなどネット通販により苦戦を強いられている商店など業界にとって死活問題となろう。
 だけに政治・経済のトップを担う人達は安易な発言を慎みつつ大胆な指標を市井の人々に示すべきだ。

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