引退前に花道飾る ノースレインボーエクスプレス札幌から200人乗せ運行

稚内駅に到着し出迎えを受ける乗客

 1992年にデビューし老朽化で来年春に引退するJR北海道の「ノースレインボーエクスプレス」が12、13日の両日、札幌~稚内間を観光列車「まんぷくサロベツ」として運行された。
 宗谷線では旭川~稚内間など特急の代替え列車として不定期で運行することがあったノースレインボーだが、JR北海道が引退前に沿線住民や鉄道利用者に懐かしさを感じもらいたいとして観光列車での運行を企画した。
 乗客200人以上を乗せて札幌を12日午前9時過ぎに出発した列車は、旭川、名寄、美深、天塩中川、南稚内駅などに停車し午後5時、稚内駅に到着。列車内では宗谷本線マイレール意識向上委員会がご当地弁当などを販売した。稚内市は旭川~名寄間で「ほっけくんせいスティック」「稚内牛乳のむヨーグルト」「ホタテみみ」を各100点ずつを販売し全て完売した。
 稚内駅ホームでは列車到着に合わせ、稚内市の佐伯企画総務部長ら職員10人が「ようこそ!最北の地、稚内市へ」などと書かれた横断幕を手に、乗客を出迎えた。
 大阪から訪れたという鉄道ファンは「来年春で引退するので、宗谷線で運行するノースレインボーに乗りたく来ました」と話していた。

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