ラクチャさん室工院へ けさ本社来訪 南RC米山奨学金受ける

 先日、育英館大学を卒業したネパール出身のポデル・ラクチャさん(24)が14日、稚内プレス社を訪れ、室蘭工業大学大学院に進学する報告と奨学金受給と生活で4年間お世話になった稚内市民に感謝していた。
 米山奨学金を支給していた稚内南ロータリークラブの貝森好文会長、原いづみ幹事、沖米山奨学会委員長と共に来社したラクチャさんは「初めのうち日本語が判らず大変でしたが、稚内の皆さんの暖かい心遣いと米山奨学金によって、稚内での4年間の生活を無事送ることが出来ました」と市民と南RC会員に感謝の言葉を述べ、室蘭工大大学院では電子情報学を学び「将来はデザインの分野に進み経験したあと母国に戻り役立つ仕事をしたい」と意欲を燃やしていた。
 貝森会長によると米山奨学金を受けるには勉学だけでなく人物、そして人とのコミュニケーション、とりわけ国際的な交流を出来る人物かが重要で、ハードルも高く稚内など2500地区では9人しか該当者はいない。
 貝森会長は「苦労し勉学に励まれ、更なる高みを目指そうとするラクチャさんには敬服しており、今後も国際交流の架け橋的人物となるよう期待しております」と述べ、沖委員長は「(南RC)会員から寄付を戴いたことを忘れることなく、自身は勿論、日本、そして世界に貢献してもらうこと願っております」と話していた。

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