道内でシェイクアウト 防災の日 大谷幼保など参加
「防災の日」の1日地震など自然災害を想定した防災訓練シェイクアウトが全道一斉に行われ、道内で596団体12万3000人余りが訓練に参加した。
宗谷管内の訓練は午前10時、サロベツ断層帯の大規模な地震により、稚内市で震度5強の揺れが発生し、15分後に3・7㍍の津波が到達するなど想定し行われ、20団体の3400人余りが参加した。
大谷幼稚園オアシス保育園では園児と先生100人が参加。午前10時に地震発生を知らせる園内放送が流れると園児たちは一斉に机の下に潜り込み、頭を守る体勢をを取り揺れが収まるのを待った。
このあと、防災頭巾を被った園児たちが津波の第一波に備え、市役所裏の高台まで避難した。訓練を終えた吉田一栄施設長は「地震や津波が発生した時、子供たちを迅速に避難させるため今日の訓練で悪かった点などしっかり反省し、先生同士がしっかり共有して今後に活かしていきたい」などと話していた。
一方、職員300人余りが参加した宗谷総合振興局では、職員の半分が庁舎4階に避難し、もう一方のグループは稚高まで1㌔の道のりを徒歩で避難し、災害に備えていた。