囲いワナでシカ捕獲 稚内市 場所を変え10月中旬まで

 住宅地へなどの出没が相次ぐエゾシカの駆除対策として、市は8日午後から西浜1のテレビアンテナ塔近くの草地で囲いワナによるシカ捕獲を開始した。
 一昨年と昨年の2年間は旧西小中敷地内で行ったが、今年は事前調査でシカの群れが多くいることを確認しているアンテナ塔近くに場所を変えた。ワナは高さ4㍍縦横8㍍四方の大きさで、トウモロコシや大麦4種類のエサでシカを誘い出しカメラで監視を続けシカが囲いの中にある程度入ったところで、稚内猟友会のハンターがスマホの遠隔操作により扉を閉じ捕獲する。
 囲いワナは10月末まで設置する。市(農政課)は「今年は1頭でも多く捕獲したい。秋にはくくりワナや銃でも捕獲していきたい」としている。
 市は、シカは警戒心が強いので捕獲を成功させるため市民には囲いワナ周辺に近づかないよう協力を求めている。
 一昨年は42頭、昨年は21頭を捕獲した実績がある。

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