天北堆

 目の前に来たお盆にきょうのようにそぼ降る雨は似合う。先祖の御霊に対し今生きる我々がしめやかに迎えようとする感慨が幾らかでも映し出されたような気がするからなのか◆本土決戦も辞さないとする太平洋戦争の敗戦が決した広島と長崎への原爆投下、そして沖縄での地上戦で何百万人もの無辜たる民の命が奪われたことか。雨というのは人をセンチにするもので堆子とて同様である◆雨も濡れて行くかの程度ならいいが本州や九州での豪雨だと生活どころか命さえ奪われてしまう。まさに自然の驚異だ。

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