あす稚内副港市場リニューアルオープン 港ギャラリー改修終える

 改修工事を終えた副港市場内の港ギャラリーで30日、白樺保育所の園児を招いた内覧会が開かれた。7月1日午前8時からリニューアルオープンする施設に、稚内市の岡田観光交流課長は「観光客や家族連れに活用して頂き、人の流れを作っていきたい」と期待を寄せている。
 明田鮮魚店が運営する市場棟と連携し賑わいを取り戻すため市が約6000万円をかけ改修した港ギャラリーは、中央ホールにキッズコーナーとして、約80平方メートルのスペースにスポンジ状のブロックを組み立てて遊ぶ知育遊具はじめトランポリンなどを設置。内覧会で見学に来た年長児15人は「とても楽しい。毎日遊びたい」と喜んでいた。
 駄菓子屋があった場所は壁を解体してカウンターやテーブルなどを設置し、海を眺めながら観光客や市民が飲食をして寛げる空間を作った。
 以前は情報コーナーの役割があった場所は観光パンフレットに掲載しているノシャップ岬の夕陽や北防波堤ドームなど稚内のお薦めスポットを大きな写真などで紹介し、近くに用意してあるテーブルでは観光に訪れた旅行者らがパソコンなどを充電しながら休憩できるように整備した。
 利尻富士や礼文など宗谷観光を発信するスペースなど情報発信を強化し、施設はWiFiも完備してインターネット環境を充実させている。
 毎日午後6時までの開館で、岡田課長は「多くの人に利用してもらい人の流れをもっともっとつくっていきたい」と期待を寄せていた。

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