市長、議会で行政報告し、循環器内科常勤医確保明らかに ワクチン3回目接種率76.8%

 市議会6月定例会が11日から開会。港のゆの管理事業費などを盛り込んだ一般会計補正予算案3億662万円など議案10件が上程され、初日は工藤市長が一般行政報告した。
 平成22年度末に常勤医が退職して以降、出張医体制だった市立稚内病院の循環器内科について、11年ぶりに常勤医を確保し今年4月から心臓などの緊急手術、術後の高度な集中管理が必要となる以外の場合は入院治療が可能になったとし出張医との2人体制時には日中の緊急対応が可能となり「中核病院として医師の確保、医療体制の充実に向け取り組んでいきたい」と述べた。
 コロナワクチン3回目の接種状況について12歳以上の今月8日現在の接種率は76・8%、5~11歳までの1回目は38・3%が受け2回目も含め順調に進む。重症化予防の4回目は60歳以上と基礎疾患を持つ18歳以上を対象に高齢者施設で今月18日以降、それ以外の人は7月1日以降に接種を始め、接種券は接種日2週間前に発送するなどと説明した。
 4月20日からGWを挟んでの学校給食の停止について、稚内保健所の調査で食中毒菌などのウイルスは検出されず、保健所からは食中毒ではなく献立中の乾物の水戻しが不十分であった場合の消化不良などが考えられると説明を受けたとし「給食停止期間中、学校、児童生徒、保護者の皆様にご心配ご迷惑をお掛けしたことを改めてお詫び申し上げます」と述べた。

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