大鵬稚内上陸記念碑建立を祝う 奉告祭と祝賀会を催す 王鵬関ら納谷家出席
昭和の大横綱・大鵬上陸の地記念碑建立の奉告祭と祝賀会が3日午後、サフィールホテル稚内で開かれ、記念碑の完成を祝った。
北防波堤ドーム公園内にある記念碑前で予定されていた除幕式も悪天候のため会場を変更し奉告祭として行われることになり、来市した王鵬関はじめ所属する大嶽部屋の大嶽忠博親方夫妻ら関係者と期成会の仲村房次郎会長ら20人余りが出席し会場に設けられた祭壇で祝詞奉上、玉串を奉納する神事が執り行われた。
祝賀会は関係者50人余りが出席し開かれ、仲村会長は開会の挨拶で「大鵬さんからここ(稚内)に降りたからこそ命が助かり、32回の優勝ができたことなど私に言っていた。その思いを果たさなくてはならないと願い、皆さんの協力でこの日を迎えられた」と述べ、工藤市長は「仲村さんのこれまでの熱意と大鵬関のご親族と親方夫妻にこのマチでお会いできたことに心から感謝申し上げます」などと祝辞を述べた。
祝宴中には期成会が大相撲で更なる活躍を願って以前王鵬関に贈った化粧回しを本人が実際に着て披露され、会場から大きな拍手が贈られていた。