可憐にピンクの花びら 稚内公園アルメリア3分咲き

 稚内公園の氷雪の門周辺などに植えられているアルメリアが漸く開花し、観光バスで訪れたツアー客を出迎えている。
 40年前の大韓航空機撃墜事件の悲劇を繰り返してはいけないと、宗谷岬公園祈りの塔前にあるアルメリアの花同様、20年前に稚内公園にも植栽され、平和を願う象徴にしている。
 今月中旬まで蕾の状態だったアルメリアだが、気温が20度まで上がった22日から淡いピンク色の花が咲き始めた。まだ3分咲きで花の数はまばらだが、6月中旬には満開に咲き見頃を迎える。 
 コロナ禍でこの2年間、大きな打撃を受けた観光業界だが、公園には観光バスの往来が増えツアー客が戻ってきた。
 土産店の店員は「最近は毎日数台の観光バスが入り、公園を歩いている観光客を見ていると賑わいが少しずつ戻った感じがする。今年は少し期待が持てる」と話していた。

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