3期目締め括り決意 市長 来年度執行方針述べる

 3月定例市議会は25日~3月15日までの日程で開会。初日は工藤市長が新年度に向けた市政執行方針演説で「これまで以上に職員と一丸となって、日々発生する様々な課題に柔軟かつ果敢に積極的に対処したい。そして、このマチの明るい未来の実現を目指していきたい」などと語った。
 令和4年度は3期目の締めくくりの年であり、本来であればこれまでの11年間を総括し残っている課題解決に邁進しなければならない一年のはずがが、コロナ感染拡大による空白ともいえる2年間が大きな禍根として残り、今後も障壁として立ちはだかっている。
 3期目の市政運営の柱として掲げた〝10の約束〟の実現に関し、成果を上げられたもの途上にあるものなどありますが、残り一年となった今だからこそ、もう一度足元を見つめながらマチの将来を展望し旗を掲げ続けなければいけない―と決意を示した市長は①子ども・若者の夢を育み、次代を担うひとづくり②安らぎの空間に笑顔あふれる基盤づくり③地域の資源を活かした魅力ある仕事づくり④互いに支え、いきいきと生活できる暮らしづくり⑤まちを愛し、世界に誇れるふるさとづくりの5つの基本目標を示した。
 ①は2大会連続しメダルを獲得した女子カーリング代表のロコ・ソラーレは、みどりスポーツパークでの激闘を制し北京への出場を果たした。今回の活躍は稚内の子供たちにと
っても世界の戦いを身近に感じられる貴重な機会となり、みどりスポーツパークをはじめとした施設で競技の合宿、大会などを誘致することで、子供たちや若者に高い技術に触れる機会を通じて夢を持ってもらいたい▽待機児童の解消を目指し公立保育所の再編に加え4月から子育て世代包括支援センターを開設し、今まで以上に子育て世代が安心して育児ができる切れ目のない支援を行っていく。
 ②は令和4年度はフジドリームエアラインズによる稚内へのチャーター便が就航し10年目を迎える。アフターコロナの中で、周年事業を含め一層の活性化に努める▽基本設計が最終段階にある市役所新庁舎は、行政運営の拠点であると同時に、災害時は市民の安心安全の拠り所としての機能が強く求められておりこれまでの様々な意見を実施設計に十分反映させ、令和7年度の供用開始を目指す。
 ③は稼ぐ観光地の実現に向けた取り組みの舵取り役となる地域連携DMO候補法人の認定を目指しているが、令和4年度は地域の関係者と連携しマーケティング事業などに着手。コロナの状況を見極めながらわっかない観光活性化促進協議会が実施する独自のクーポン事業やサイクルツーリズム商品の造成、個人観光客の満足度向上に必要不可欠な二次交通対策の充実などに支援していく。
 ④はゼロカーボンの推進やエネルギーの地産地消など市民全体に更なる省エネルギー行動の徹底を理解して頂くため講演会や勉強会などを通し脱炭素化への取り組みを進める▽少子高齢化や核家族社会の進展に伴い墓の維持管理などに向け新たに合葬墓の整備に着手し、令和5年5月の供用開始を目指す。
 ⑤は沖縄県石垣市や鹿児島県枕崎市との周年事業を計画しており交流を通じて出来る絆を経済、スポーツ、文化活動など幅広い分野で更に強め、次代を担う若者や子供たちに繋げていきたい。
 これら5つの目標を示した上で「2年以上という長い期間続いているコロナの影響で、市民や事業者の皆さんの経済活動が脅かされ大変な苦境に晒されており、先ずは今の感染状況を乗り越えなければなりません。先人から受け継いできたふるさと、そして何処にもない地勢的・歴史的環境にあるこのふるさとを、未来を担う子供や若者たちに安心して引き継ぐため、今が正念場であり、この荒波の中で希望の光を目指しながら航海を続けるためには、今まで以上に市民の皆さんと思いを一つに行動することが重要」と述べた。

「職員逮捕で市長が陳謝」
 市長は市議会本会議で特別発言し、市教委職員が万引きで逮捕されたことについて「市民の皆さんに不快な思いをさせ、市役所全体の信用を失墜させたことは非常に遺憾なことであり、心からお詫び申し上げます。職員に対しては厳正に対処したい」などと陳謝した。

「高齢者施設での3回目接種完了 行政報告水夢館は当面直接運営」
 市長は一般行政報告の中で3回目になるワクチン接種状況について説明した。
 2回目の接種で最優先で行った医療従事者はすでに完了しており高齢者施設などの入所者・従事者については25日で完了する予定にある。
 65歳以上は保健福祉センターで行う集団接種を今月1日から、医療機関で行う個別接種を22日から開始した。今週22日からは集団接種の休日実施や一日当たりの接種人数を増やし、できるだけ速やかに多くの人に早く接種が行えるようスケジュールを前倒しをしており、昨年10月まで2回目の接種を終えた18歳以上の人は4月中に3回目の接種を完了できる予定と説明した。
 北海道中央研究所の破産により市直営で22日から営業を再開した水夢館について、当面は直接管理のもとで営業を継続していきますが、出来る限り早い段階で指定管理者の選定を行い、市民の皆さんに安心して施設を利用して頂ける運営体制を構築していきたいと述べた。

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